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メールアプリケーションの設計

3 タスク

20 分

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上級 Pega Platform 8.6 日本語

シナリオ

Front Stageは、自動生成されたメールを将来の特定の日時に送信するようにスケジュールを設定する必要があります。 FSGの従業員は、この機能を使ってメールを生成する際にメールの内容を編集する必要があります。 Front Stageの従業員は、メール送信予定日時より前の任意の時点で、メールの内容の編集、キャンセル、手動送信を簡単に行える必要があります。 予定日時前にメールのキャンセルや手動送信が行われない場合は、予定日時に自動的にメールが送信される必要があります。 このメールの自動生成、スケジュール設定、編集の機能は、Front Stageのために開発される現在および将来のアプリケーションに組み込めるようになっていなければなりません。

メールの自動生成、スケジュール設定、編集の機能に関するFront Stageの要件を満たすソリューションの設計ドキュメントを作成してください。 設計ドキュメントには、推奨されるアプローチに到達するための思考プロセスを記載し、少なくとも3つの実行可能な代替設計オプション、検討する各アプローチの長所と短所の比較、推奨されるアプローチが望ましい理由の説明を含めてください。

このチャレンジを完了するには、Pegaインスタンスを起動する必要があります。

起動には5分ほどかかることがありますので、しばらくお待ちください。

詳細なタスク

1 設計オプションの特定

ソリューションには少なくとも次の3つのアプローチが考えられます。

  1. Pegaコンポーネントの(pyMode=Component)コンポーネントの一部であるスピンオフEmailプロセス(フロー)
  2. ジョブスケジューラーで処理されるメールデータインスタンス
  3. pyMode=Application)モジュール型組み込みアプリケーションで定義されるスピンオフEmailサブケース

スピンオフEmailプロセスコンポーネント

スケジュール設定時刻にメールを送信する機能は、(pyMode=Component)コンポーネントに含まれるプロセスで定義できます。 ケースタイプは、そのライフサイクルの中でこのプロセスを参照します。 コンポーネントで定義されたプロセスは、2つ目のプロセスをスピンオフします。 スピンオフされたプロセスには、サービスレベルアグリーメント(SLA)付きのアサインメントが含まれています。 SLAは、コンポーネントで定義されてすべてのケースタイプに継承されるDateTimeプロパティに呼応します。

ジョブスケジューラーで処理されるメールデータインスタンス

Data-Corr-Emailクラスは、拡張されてスケジューリング情報を含めるようになっています。 そのクラスのインスタンスは別々に保存されます。 ユーザーは、自分がアクセスできるケースに関連したメールインスタンスを開くことができます。 ジョブスケジューラーは、これらのデータインスタンスに定期的にクエリーをかけ、送信予定時刻が過ぎているにもかかわらず送信されていないメールを探します。 ジョブスケジューラーがメールを正しく送信すると、データインスタンスが更新されて、メッセージが送信されたことを示すフラグが立ちます。

Emailサブケースコンポーネントアプリケーション

常に子ケースとして作成される単一のEmailケースを持つ(pyMode=Application)コンポーネントアプリケーションを作成します。 データ伝搬は、メールを送信するタイミングをEmail子ケースに伝えるために使用されます。 Email子ケースは、送信するメールに関する情報が、直近に添付された親ケースのData-Corr-Email インスタンスに含まれているものと想定しています。 Email子ケースでは、メッセージ送信前にメールを編集するためのUIを利用できます。

2 設計オプションの評価

設計 長所 短所 
スピンオフEmailプロセス
  • 設計がシンプルで実装が簡単
  • メールの編集にはケースをロックする必要がある
  • 特殊化のオプションが限定的

ジョブスケジューラーで処理されるメールデータインスタンス

  • ロックは各インスタンスを作成したケースとは別である
  • 管理がより難しい

Emailサブケースコンポーネントアプリケーション

  • サブケースは、Do not lock parent として構成することも、親から楽観的ロックを継承することもできる
  • 独自のライフサイクル、データモデル、設定、ビューを持つ
  • レポートとセキュリティがシンプル
  • セルフテストを行えるように構成できる
  • イベントが中止になった場合、メールサブケースを取り消す必要がある
  • 実装がより複雑

3 最適なソリューションの提案

Emailサブケースモジュラー型組み込みアプリケーションのオプションが望ましい理由は、以下のとおりです。

  • 要件を完全に満たす
  • 構成の幅が広い
  • テストがシンプルになる

 



このモジュールは、下記のミッションにも含まれています。

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