アプリケーションのルール設定が誤っていると、ケース処理に遅れが生じることがあります。 アサインメントの誤ったルーティングなどの設定エラーを防ぐには、個々のテストの単体テストを開発時に行います。 以降のルールのテストを迅速化するため、再利用可能なテストケースを単体テストから作成できます。
「Rule form」ツールバーで「Actions」>「Run」をクリックすると、指定したテストデータを使ってルールをテストできます。 バイナリファイルルールなど一部のルール タイプに対しては、Pegaは単体テストのオプションを提供していません。 ルールの単体テストを行えない場合、「Run」オプションは使用できません。
「Run Rule」ウィンドウの外観はルールのタイプによって異なるため、ルールを実行する方法はルールのタイプによって異なります。 ただし、一般的にルールはテストについて定義したテストページからデータを使って実行します。
テストページの定義に関連する作業には、次のものが含まれます。
- テストページを作成するための方法の選択: 既存のクリップボードページのスレッドから値をテストページにコピーすることも、新しいテストページを作成することも、既存のテストページの値をリセットすることもできます。 クリップボードページについての詳細は、「Clipboard tool」を参照してください。
- データトランスフォームの適用: 意思決定を行ったり値を計算したりするための、再利用可能で迅速な方法として、データトランスフォームを使ってテストページの値を設定できます。 たとえば、デシジョンテーブルの単体テストのために、ルールの実行時に値を手入力する代わりに、そのテーブルで評価するためのプロパティ値を指定するデータトランスフォームを作成します。 データトランスフォームの詳細については、「Data Transform」を参照してください。
- テストデータの手動入力:場合によっては、使用する値を手入力できます。 テストのための値を入力すると、入力値によってテストページの値が上書きされます。
- サービスルールの実行方法の指定: サービスについて、サービスルールをセッション内で実行するか、新しく作成されたサービス要求元として実行するかを指定します。 サービスを認証ユーザーとして実行するように設定されている場合は、ユーザー名とパスワードの入力が求められます。
ルールを実行すると、ルールレゾリューションが利用されます。 ルールの単体テストを実行するときに新しいバージョンのルールがある場合は、新しいバージョンが実行されます。
テストの実行後に、そのテストを再利用可能なテストケースに変換することもできます。そうすれば、テストをいつでも実行できるようになります。 単体テストケースの使用方法についての詳細は、「Understanding unit test cases」を参照してください。
- Unit testing service rules
メール、Java、MQ、SAP、SOAPなどのサービスルールを単体テストします。