アクションセットを使用したイベント処理の設定
ユーザーインターフェイス(UI)は、よりインタラクティブなユーザー体験を提供するために、フォームを送信する前に、ユーザーがある特定のアクションを実行できるようにするコントロールを含められます。
イベントアクションモデル
行動につながるコントロールは、チェックボックスやボタンなどのコントロールのための原因と結果の関係を構築するイベントアクションモデルに基づいています。 イベントは、ボタンのクリックやフィールドの入力など、ユーザーのアクティビティによって引き起こされるトリガーです。 アクションは、ケースの作成、またはユーザーにインプットを促すためにフィールドに関する情報を表示するなどの、アプリケーションによる応答です。
たとえば、オンラインショップが、注文用の配送先住所を支払いのための請求先住所として顧客に使えるようにしたいとします。 請求先住所を入力するためのフォームは、ユーザーにチェックボックスを提供します。 ユーザーがチェックボックスを選択すると、アプリケーションは、配送先住所の情報を請求先住所フィールドにコピーし、請求先住所フィールドの修正を無効にします。 ユーザーがチェックボックスの選択を解除すると、アプリケーションは、請求先住所フィールドの入力を削除し、ユーザーが住所を入力できるようにします。
以下の画像の中央にある縦棒をスライドすると、ユーザーがチェックボックスをクリックまたはクリアにした時の、住所フォームの表示の変化が確認できます。
次の表は、イベントアクションペアの例を示しています。
イベント | アクション |
---|---|
ボタン、リンク、アイコンなどのコントロールをクリックする | 新しいウィンドウを開く |
グリッドの行をダブルクリックする | 列の内容の編集が可能になる |
キーボード上のEnterキーを押す | メニューを表示する |
都道府県のリストから値を選ぶ | オフィス所在地のリストを更新する |
Quantityフィールドに値を入力する | 注文を履行するために在庫が十分あることを確認する |
アクションセット
Pega Platform™アプリケーションでは、行動につながるコントロールを設定するためにアクションセットを使用します。 アクションセットは、1つ以上のイベントおよび1つ以上のアクションで構成されています。 オプションとして、条件が満たされた場合のみにアクションが発生するように、各アクションに条件を追加できます。
次の図の「+」アイコンをクリックすると、オンラインショップに注文が送信されると、アクションセットがフォームの請求先住所フィールドに入力する仕組みが表示されます。
次の問題に答えて、理解度をチェックしましょう。
このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。
- UI要素のカスタマイズ v2
- ユーザーインターフェイス v3