処理中ケースのフロー変更
ビジネスプロセスは頻繁に変更されます。 こうした変更は、作業中のケースに影響を及ぼす可能性があります。 適切な計画がない場合、ステップやステージを削除または変更したことで、こうした処理中のケースが停止したりキャンセルされたりする可能性があります。 たとえば、あるケースのフローがReview Loan Requestステップから、Confirm Requestステップ、次にFulfill Requestステップに進むとします。 プロセスのアップデート中にConfirm Requestステップを削除すると、そのステップのオープンケースはどうなるでしょうか。
更新されたフローを進める際に、開いているワークオブジェクトを考慮しないと、問題のあるフロー、停止したワークオブジェクト、エラーが発生したアサインメント、割当先不明のアサインメント、その他のエラーが発生する可能性があります。
本番稼働フローをアップデートする戦略を適切に計画することで、処理中のケースが適切に処理され、アップデートがシームレスに統合されるようにします。
フローに問題が発生する原因
フロールールはアサインメントの定義を保持するため、フロールールを変更すると、既存のアサインメントが無効になる可能性があります。 以下は、フローに問題が発生する場合の例です。
- オープンケースがあるステップを削除する。 この変更によって、割当先不明のアサインメントが発生します。
- あるステップを、同じ名前の新しいステップに置き換える。 フロー処理が各アサインメントシェープの内部名称に依存しているため、この変更によって問題が発生する場合があります。
- サブプロセスやSplit-For-Eachシェープなど、フローの中で待機ポイントを削除または置換する。 アクティブなサブフローでそのシェープIDが参照されているため、これらの変更によって問題が発生する場合があります。
- ケースライフサイクルからステージを削除し、削除したステージに処理中のケースが存在する。 処理中のケースは、ケースライフサイクルを継続できません。
処理に影響を及ぼす親フローの情報
実行時のフロー処理は、アサインメントに含まれるフロー情報に依存しています。 フロー内でアクティブなアサインメントの設定を変更したり、アサインメントを完全に削除したりすると、問題が発生する可能性があります。 重要なフロー関連のアサインメント情報は、以下の通りです。
pxTaskLabel – 開発者が入力したアサインメントシェープのテキストラベル。
pxTaskName –リンク先アサインメントシェープのシェープID。 例:Assignment1
pyInterestPageClass –フロールールのクラス。 例:FSG-Booking-Work-Event
pyFlowType –フロールールの名前。 例:Request_Flow_0