Get Next Work機能のカスタマイズ

Get Next Workによる処理は、アプリケーションや業務のニーズに合わせてカスタマイズできます。 カスタマイズでよく求められるのは、Get Next Workロジックによって返される仕事の優先順位を調整することです。 仕事の優先順位は、アサインメントの緊急度を調整することで変更できます。

ただし、アサインメントの緊急度の調整は、長期的には良い解決策とは言えません。緊急度は、他のケースやアサインメントの緊急度を調整することでも影響を受ける可能性があるからです。 長期的な解決策としては、Assign-WorkBasket.GetNextWorkとAssign-Worklist.GetNextWorkリストビューでフィルター基準を調整するといいでしょう。 たとえば、アサインメントの作成日で並べ替えたり、アサインメントをケースや他のオブジェクトと結合して、優先順位付けに他のデータを活用したりできます。

ワークグループによって、Get Next Workの要件が異なる場合があります。 異なるビジネス要件が存在する場合は、それぞれのGet Next Work機能をカスタマイズして、両方の要件を満たすようにします。 つまり、ある要件を満たすために実行する変更が、別の要件の解消に影響を及ぼさないようにするということです。 たとえば、ゴールド会員に対するアサインメントについて、カスタマーサービス担当者（CSR）には優先され、経理チームには優先されない場合には、CSRにゴールド会員が優先されるように変更しても、経理チームの優先順位は変更されないようにしてください。

単一のリストビューでは実装できない要件や、単一のリストビューでは理解や保守が困難な場合は、複数の状況設定されたリストビューを作成できます。

Assign-.GetNextWorkCriteriaデシジョンツリーを使用して、GetNextWork リストビューが返す結果をフィルタリングできます。 独自のWhenルールをGetNextWorkCriteria デシジョンツリーで定義し、使用できます。 必要に応じて、状況設定したGetNextWorkCriteriaデシジョンツリーを作成してください。

状況設定の例：

GetNextWork ListView: Assign-WorkBasket

Circumstanced: OperatorID.pyWorkGroup = FacilityCoordinator@Booking

Criteria: .pxWorkGroup = FacilityCoordinator@Booking

Get These Fields: .pxUrgencyAssign Descending (1), pxCreateDateTime Ascending (2)

Show These Fields: .pxUrgencyAssign, pxCreateDateTime

また、GetNextWork ListViewを状況設定する以外にも、特定のWorkGroupのGetNextWorkCriteriaデシジョンツリーに状況設定することが可能です。 他の方法として、getContentForGetNextWorkアクティビティを特殊化して別のデシジョンルールを呼び出し、目的の結果を得ることもできます。 これらのルールのいずれかに特殊化する場合は、変更を効率的に実行して確実に結果を得られるようにすることが重要です。