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Hazelcast

以下の図に示されるように、クラスターの複数のアプリケーションまたはサーバーに多数のアプリケーションがデプロイされ、アプリケーションアーキテクチャの単一のリレーショナルデータベースと通信を行います。

Application Architecture Nodes in a cluster

この問題は、各ノードに埋め込まれているキャッシュを利用して解決できます。 データがすでにキャッシュにある場合、データベースへのリクエストはスキップされ、キャッシュのデータが使用されます。データがキャッシュにない場合、データベースへのリクエストが開始され、取得されたデータが使用されます。 

Cache embedded in a node
アプリケーションのパフォーマンスを向上させるために、上の図の各ノードのキャッシュに頻繁に変更しないデータが保存されます。  

このアプローチでは、アプリサーバー1にデプロイされたアプリケーションでデータが更新されるたびに、キャッシュの一貫性の問題が発生する可能性があります。 キャッシュ1のデータとデータベースに一貫性がありますが、キャッシュ2、キャッシュ3、キャッシュ4のデータが更新されていません。

不整合の問題は、メモリ内のデータグリッドを使用することで解決できます。 データグリッドとは、データと関連タスクを管理するために分散環境で連携して動作するサーバーの集合をいいます。 インメモリデータグリッド(IMDG)は、キーと値のペアでランダムアクセスメモリ(RAM)に全部が格納されるデータのことをいいます。

以前は高価格を理由にインメモリテクノロジーを採用していなかった企業のほとんどは現在、システムのアーキテクチャを変更して、インメモリテクノロジーを活用して低レイテンシーのトランザクション処理を実行しています。 RAMの価格が大幅に下がったため、メモリにオペレーショナルデータセット全体をロードすることの費用対効果が高くなり、パフォーマンスが大幅に向上しました。

一般的なインメモリデータグリッド(IMDG)には以下が含まれます。

  • Hazelcast
  • Infinispan
  • Red Hat JBoss Data Grid
  • Ncache

Hazelcast

Hazelcastは、インメモリコンピューティングのパワーを発揮して、低レイテンシー、高スループット、水平スケーリング、およびセキュリティーが求められるアプリケーションを高速化できる環境向けに設計されています。 Hazelcastは各ノードに組み込んで実行できますが、クライアントサーバー型のトポロジもサポートしています。

エージェント、Job Scheduler、RESTサービスルールなどのPega Platform™のローレベル機能では、Hazelcastを使用してキャッシュするか、データを保存します。

Hazelcast IMDGは、サービスレプリカをすばやくスケールアップしたり、スケールダウンしたりできるKubernetesなどのクラウドプラットフォーム上で動作するサービスに最適です。

Pega Platformのデプロイメントにおいて、Hazelcastは組み込みまたはクライアントサーバーの2つのモードで使用できます。

組み込み

アプリケーションでハイパフォーマンスなコンピューティングや大量のタスク実行が求められる場合は、組み込みHazelcastが推奨されます。 あらゆるPegaノードが他のすべてのPegaノードに接続し、クラスターを形成します。 このデプロイメントオプションでは、低レイテンシーのデータアクセスが可能になります。

Hazelcast Embedded Architecture
上の図に示されているように、アプリケーションおよびキャッシュデータの両方が同じノード上で機能します。 最新データがキャッシュに書き込まれると、HazelcastによりHazelcastネットワーク(組み込み)の他のメンバーに分散されます。 アプリケーションがデータを読み込もうとするときに、最初に実行中のノードのキャッシュを調べます。  

クライアントサーバー

クライアントサーバーモードのHazelcastは、インメモリキャッシュ管理プラットフォームで高速かつ拡張性の高い大規模マルチノードクラスターをサポートできます。 Hazelcastでは、単一の包括的なデータアクセスおよび処理レイヤーで、ハイパフォーマンストランザクション、リアルタイムストリーミング、および高速分析がサポートされます。 クライアントサーバーモードは、大規模クラスターで安定的に動作します。

クライアントサーバーモードは、Pega Platformプロセスをクラスター通信および分散機能から分離するクラスタリングトポロジーです。 クライアントサーバーモードのクラスタリングテクノロジーでは別のリソースが用意され、Pega Platformとは別のJVMが使用されます。 クライアントノードではPega Platformノードとして、アプリケーションジョブが実行され、Hazelcastクライアントを呼び出してPega PlatformとHazelcastサーバー間の通信が確立されます。 サーバーはスタンドアロンのHazelcastサーバーとして、ノード間の通信や分散機能などの基本的なクラスタリング機能が提供されます。

Hazelcast Management Center

Hazelcastでは、クラスターメンバーの全体的な状態を管理および維持する管理センターツールが提供されます。

 Management Centerは、以下のタスクに使用できます。

  • データ構造の分析と閲覧
  • ノードからのスレッドダンプの取得
  • マップ設定のアップデート
  • キャッシュのモニタリング

Management Centerでは、分散データをクリアしたり、メンバーをシャットダウンしたりする機能など、便利な操作機能があります。 ただし、変更により動作が不安定になることがあるため、これらの機能を制限して、

  • クラスター使用中の顧客による変更を禁止することがベストプラクティスです。
  • Management Centerにより、ユーザーはHazelcastのキャッシュとマップのデータを表示できるようになります。 HIPPAに準拠した環境では、合法でない場合があります。

このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。

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